
「スポットワーク協会って何?」
「どんな活動をしてるの?」
このようにお考えではないでしょうか。
単発・短時間で自由な働き方をしたいというニーズがある一方、就労環境について問題視されることも多かったギグワーカー。健全な就労環境ははたして実現するのでしょうか?
この記事では、「スポットワーク協会とは何か、どんな活動をしていく予定なのか紹介」しています。
スポットワーク協会とは
スポットワーク協会は、スポットワーカーとスポットワーカーを利用する人の保護を目的とした一般社団法人です。
ギグワーカーらの保護などを目的に設立されました。
スポットワーカーとは、単発・短時間で働く人のことで、短期の雇用契約を結ぶ「雇用型」と雇用契約を結ばない「業務委託型」に分けられます。
スポットワーク協会の概要
名称 | スポットワーク協会 |
設立 | 2022年2月17日 |
目的 | ・スポットワーカーとして働く人の保護 ・スポットワーカーを利用する人の保護 ・スポットワークの求人情報事業者の適正化 |
代表理事 | 米田 光宏(株式会社ツナググループホールディングス) |
理事 | 鎌田 光一(東洋大学名誉教授) 上土 達哉(LINE株式会社HRサービス事業部長) 大友 潤氏(シェアフル代表取締役社長) 武井 繁氏(HRソリューションズ代表取締役社長) |
監事 | 中野 雅之氏(弁護士) |
会員 | 働く人と雇用主をマッチングするプラットフォーマーの事業者5社 |
働く人と雇用主をマッチングするアプリ、サービスを提供する事業者と有識者で形成されています。
今後の活動内容
代表理事の米田 光宏氏は、2025年にスポットワーカーは500万人を超える見通しと述べ、今後について、まずは「雇用型」の問題解決に優先的に取り組み、将来的にはギグワークと呼ばれる「業務委託型」の課題解決なども視野に入れていくとコメントしています。
2022年、加入する企業数が増えています。
2022年6月 | タイミー新規入会 |
2022年6月 | 株式会社みずほ銀行(賛助会員)新規入会 |
2022年7月 | 東京海上日動火災保険株式会社(賛助会員)新規入会 |
2022年7月 | 株式会社NTTドコモ(賛助会員)新規入会 |
2022年9月 | スキマワークス株式会社(正会員)新規入会 |
2022年10月 | 株式会社サンレディース(賛助会員)新規入会のお知らせ |
2022年12月 | ジョブコレ株式会社(賛助会員)新規入会のお知らせ |
インタビューの中で、スポットワーク協会理事長の米田氏は以下のように述べています。
協会活動の一丁目一番地に「就労環境の保全」と「市場の健全成長」を掲げているだけに、そこと密接な賃金支払いのフローにある課題解決は避けて通れないと思います。現場実態や安全策などを含め、政府にも提言していきます。
スペシャルコンテンツ:「積極的にマーケットの可視化を」、政府機関に情報提供も | アドバンスニュース
政府との連携により、今後は賃金デジタル払いなどの整備・推進が期待されます。
銀行口座を持たずスマホだけで活動するギグワーカーが今後誕生するかもしれません。
まとめ
今回はスポットワーク協会と今後の活動内容について紹介しました。
- スポットワーク協会とは、ギグワーカー(スポットワーカー)とギグワーカーを利用する人の保護を目的とした一般社団法人
- 「雇用型」の問題解決に取り組み、将来的には「業務委託型」の課題解決を視野に入れている
- 具体的な活動内容は現時点では不明
「単発・短時間で働く人を保護して業界全体の品質向上を目指していく」ということで今後に期待です。具体的な動きがあれば追加していきます。