「Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員は保険に入った方がいい?」
「事故を起こした時の補償はある?」
このような疑問にお答えします。
Uber Eats には、「配達パートナー向けサポートプログラム」があり、配達中の事故で傷害を負った場合に医療費や入院費などの見舞金を補償してくれるため、サポートが手厚いです。
しかしながら、具体的な内容を知らず、任意保険に入った方がいいのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の保険について、厚生労働省、Uber 公式サイトの情報をもとに解説。
さらに、入るとより安心の任意保険を2つ紹介しています。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の保険
Uber Eats の保険(配達パートナー向けサポートプログラム)は、Uber と三井住友海上火災保険の包括連携協定に基づき提供されています。
従来の対人・対物賠償責任保険に加えて、配達中の事故により配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金を補償します。
下記の目的で補償が始まり、補償制度が充実してきました。
- ヘルメット着用の促進による交通安全の向上
- Uber Eats 配達パートナーの安心して働ける環境の整備
日付 | 概要 |
---|---|
2020年10月1日 | 配達パートナーを対象にした障害補償制度を拡充 |
2022年2月2日 | 傷害補償制度の補償期間を拡大 |
※125 cc 以下のバイクで稼働している Uber Eats 配達パートナーに対しての、最大5万円までの自己負担金は、 2020年7月18日に削除
保険の対象者
Uber Eats で配達する全てのパートナーが対象です。
- 自転車
- 原付バイク
- バイク
- 軽自動車
- 徒歩
加入の手続きは必要?
Uber Eats 配達パートナーとして働いていれば、加入の手続きは必要ありません。
対人・対物賠償責任の上限は1億円
配達中の事故により、他人を死傷させたり、他人の物品を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償されます。
どんな場合に補償されるか、具体例が3つ紹介されています。
- 配達中に歩行者にぶつかって怪我を負わせた場合
- 商品の受け渡し時に誤って料理をこぼしてしまい、注文者に火傷を負わせた場合
- 配達中に注文者の自宅や第三者の車両に損害を与えた場合
配達パートナーの傷害補償内容と補償額
配達中、または配達完了後15分以内の事故により配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金を補償されます。
補償内容 | 補償額 |
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医療見舞金 | 上限50万円 |
死亡見舞金・葬式費用 | 一時金:1,000万円 葬式費用:上限100万円 |
後遺障害見舞金 | 一時金:最大1,000万円 |
入院時または入院後稼働不能 となった場合の見舞金 ※旧1日あたりの入院見舞金 | 1日あたり:7,500円 ※60日上限 |
配偶者・被扶養者への見舞金 ※配達パートナーば死亡した場合 | 1人あたり15万円 ※最大3人まで |
後遺障害等級 の確定に要する費用 | 実費 |
入院一時金 | ヘルメット着用時:2万円 ヘルメット不着用:5,000円 |
手術一時金 ※怪我をした場合 | 入院し宿泊を要する場合:一時金75,000 円 外来手術の場合:一時金 37,500 円 |
Uber Eats 配達員が加入できる任意保険
労災保険やバイク保険など、任意保険に加入しておくと、万が一事故が起きた時にさらに安心です。
人気があるサービスを2つ紹介します。
労災保険
2021年9月1日からの法改正で、「自転車を使用して貨物運送事業を行う者」が労災保険に任意で入れるようになりました。
これまで、自動車及び原動機付自転車を使用して貨物運送事業を行う者を、一人親方等として特別加
令和3年9月1日から労災保険の「特別加入」の対象が広がりました|厚生労働省
入の対象範囲としていましたが、令和3年9月1日からは、自転車を使用して貨物運送事業を行う者
も、特別加入の対象となりました。
本人が、加入を希望する団体へ申込手続きを行います。
任意保険2選
サービス名 | 一人親方労災保険組合 |
入会金 | 1,000円 |
組合費 | 500円×加入月数 |
労災保険料 | 給付基礎日額に応じた額(加入付きによる) |
バイク保険
バイクで配達する場合、バイク保険に入っておくとより安心です。
保険会社を一括で見積もってくれるサービスが便利です。
Uber Eats の保険についてよくある質問
Uber Eats 配達パートナーへの補償についてよくある質問をまとめています。
申込みや支払いは必要?
事前申込みや追加料金の支払いは必要ありません。
事故を起こした場合はどうすればいい?
警察およびサポートセンターまで連絡。
事故の報告を受け次第、専任チームが対応してくれます。
自転車の事故はどのくらいある?
厚生労働省の資料「フードデリバリー配達員への労災保険特別加入適用について」を見ると、自動車に次いで自転車乗用中の事故が多いことが分かります。